ポイ活の時給は、実際にどれくらいになるのでしょうか。
私が最初に取り組んだネット副業は、ポイントサイトでした。1日約1時間を2か月続け、得られた金額は月約2,000円。2か月の合計は約4,000円です。
60日間続けたとして、作業時間は約60時間。単純計算では、1時間あたり約67円でした。
ただし、私が記録していたのは主に報酬額だけです。どの日に何分使ったか、何か費用がかかったか、その作業が翌日以降にも役立ったかは残していませんでした。だから当時は、月2,000円を「少ない」と感じるだけで、続けるかどうかをうまく説明できなかったのです。
ポイ活の時間効率を知るには、報酬を眺めるだけでは足りません。分母になる時間と、翌日に残るものまで記録する必要があります。
私のポイ活は、約60時間で約4,000円だった

| 当時の記憶 | 2か月分の概算 |
|---|---|
| 1日約1時間 | 約60時間 |
| 月約2,000円 | 合計約4,000円 |
| 報酬 ÷ 時間 | 1時間あたり約67円 |
月2,000円だけを見ていたときは、時間が分母から消えていた
月2,000円という数字だけなら、「何もしないよりは増えた」と考えられます。しかし、そのために約30時間を使ったと考えると見え方は変わります。
副業では、入金額が目立ちます。けれども会社員にとって不足しやすいのは、お金だけではなく平日の自由時間です。収益だけを記録すると、時間を多く使った方法ほど成果が大きく見えることがあります。
約67円は、最低賃金との比較ではなく自分の選択に使う
この計算は、ポイ活を雇用の時給と同じものとして比べるためではありません。自分の1時間を、次も同じ方法へ使うか判断するための数字です。
私の場合、同じ作業を増やせば報酬も少し増える一方、作業を止めれば増加も止まります。会社の外から初めて収入を得た喜びはありましたが、将来の収入源として同じやり方を続けるイメージは持てませんでした。
約67円でも、最初の2か月が無駄だったとは思わない
時間単価だけを見れば、私はポイントサイトを長く続けない判断になります。それでも、最初の約4,000円には別の意味がありました。
給料以外からお金が入る流れを初めて体験できた
会社で働き、決まった日に給料を受け取る以外の方法を、私はそのとき初めて体験しました。自分でサービスを探し、条件を満たし、報酬が確定する。この一連の流れを実際に通ったことが、次のPPCアフィリエイトへ進むきっかけになりました。
「収益が出た」と「続ける価値がある」を分けられた
0円ではなかったので、ポイ活は失敗していないとも言えます。しかし、収益が発生したことと、今後も時間を使う価値があることは別です。
この区別は、その後の副業でも役立ちます。PPCでは大きな報酬が出ても広告費を引く必要があり、転職サイトでは記事を公開してから申込みへ進む必要がありました。副業ごとの収益発生点は4つの副業で分かった「収益が発生する場所」で比較しています。
副業の見返りを、現金・経験・翌日に残るものへ分ける

現金:費用を引いた後、確定した金額
見るのは表示された見込み額ではなく、実際に確定した報酬です。費用がある方法なら、売上から費用を引きます。私のポイントサイトでは、記憶している範囲の確定額が2か月で約4,000円でした。
経験:次の判断を変えられる具体的な学び
「勉強になった」だけでは、何でも正当化できます。私が持ち帰れたのは、報酬条件を満たすと会社以外から入金されること、そして作業時間を増やすだけの方法には自分の上限があることでした。
翌日に残るもの:作業を止めた後も使えるか
公開した記事、検証したキーワード、使える手順、読者から得た反応などが残れば、次の日はゼロから始まりません。ポイントサイトでの私の作業は、この積み上がりが小さく、毎日ほぼ同じ場所から始めていました。
反対に、ブログは記事が残ります。ただし、残るだけで収益になるわけではありません。私はアドセンスで43記事を書いて収益0円だったので、「残る作業なら効率が良い」とも言い切れません。記事数と収益の違いはブログは100記事書けば稼げる?で整理しました。
私が今なら毎日残す「5行の作業記録」

- 日付:いつ作業したか
- 作業時間:調べ物も含めて何分使ったか
- 費用:手数料、ツール代、広告費などをいくら使ったか
- 確定報酬:見込みではなく、その日に確認できた金額
- 翌日に残るもの:再利用できる手順、記事、データ、気づきがあるか
時間単価は、(確定報酬 − 費用)÷ 作業時間で計算できます。報酬が後日確定する場合は、作業日と確定日を分けて残せば十分です。毎日正確な結論を出すのではなく、1か月分をまとめて見ます。
さらに「翌日に残るもの」が何日も空欄なら、その副業は作業を止めた瞬間に収益も止まりやすいと分かります。時間単価が低く、積み上がりもなく、次に学びたいこともないなら、別の方法へ移る判断がしやすくなります。
ポイ活を続けるかは、始めた目的に戻って決める
ネットで初めて報酬を得る体験が目的なら、私の約4,000円には大きな意味がありました。空き時間を少額へ替えることが目的なら、本人が納得できる範囲で続ける選択もあります。
一方、会社とは別の収入源を育てることが目的なら、私の約67円という時間単価と積み上がりの少なさは、方法を変える合図でした。目的が違えば、同じ数字でも判断は変わります。
私にとってポイ活の2か月は、稼げなかった期間ではありません。会社以外から初めて約4,000円を得て、自分の時間を記録しなければ副業の良し悪しを判断できないと知った期間でした。
記録した後の続ける・直す・やめるの分け方は、ブログのやめどきは収益0円では決めないで使った3基準にもつながります。
