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PPCアフィリエイトで利益50万〜60万円。それでも続けられなかった理由

PPCアフィリエイトで利益50万〜60万円。それでも続かなかった
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2010年ごろ、私はYahoo!広告を使ったPPCアフィリエイトに取り組んでいました。

女性向け化粧品や健康食品を扱い、確定したアフィリエイト報酬が月約80万円。広告費を20万〜30万円ほど使い、差し引きで50万〜60万円ほどの利益が残る月もありました。

会社員の給料とは別にこれだけの利益が出れば、そのまま続けられそうに見えると思います。私も当時は、成果が出る商品とキーワードを増やしていけばよいと考えていました。

しかし、PPCアフィリエイトは続きませんでした。

続かなかったのは、利益が出なかったからではありません。利益が出る仕組みを、自分で管理できる事業だと思い込んでいたからです。

広告を掲載できるかは広告媒体のルールで決まり、紹介できる商品はASPや広告主の都合で変わります。さらに、成果が出るようになった私は収支や作業の管理まで雑にしてしまいました。

この記事では、月50万〜60万円ほどの利益が残った時期から撤退までを振り返り、「稼げた方法」と「続けられる仕組み」は何が違ったのかをお伝えします。

目次

ポイントサイト月2,000円の次に、PPCを選んだ

私が最初に取り組んだ副業はポイントサイトでした。1日1時間ほどを2か月続け、月の収入は約2,000円です。

会社以外から初めて収入を得られた一方、同じ作業を続けても大きく伸ばすことは難しいと感じました。そこで次に取り組んだのが、広告を使って商品を紹介するPPCアフィリエイトでした。

PPCでは、検索結果などに広告を出し、広告がクリックされると費用が発生します。広告から自分のページへ来た人が商品を購入し、成果条件を満たすとアフィリエイト報酬が発生します。

ポイントサイトでは、自分が作業した分だけ報酬が増えました。PPCでは、自分が画面の前にいない時間にも広告が表示されます。広告費より報酬が大きければ、作業時間だけに収入を縛られません。

当時の私には、この違いが大きく見えました。

報酬約80万円でも、手元に80万円が残るわけではない

PPCアフィリエイトで数字を見るとき、報酬額だけでは実態が分かりません。

当時の月間収支金額意味
確定報酬約80万円成果が承認され、報酬として確定した金額
広告費約20万〜30万円Yahoo!広告へ支払った費用
差し引き利益約50万〜60万円確定報酬から広告費を引いた金額
PPCアフィリエイトで確定報酬約80万円、広告費20万〜30万円、差し引き利益50万〜60万円だった月の収支
大きく見える報酬額ではなく、広告費を引いた後に残る金額を見る必要がありました。

この月だけを見れば、会社員の副業としては大きな成果です。ただし、広告費は先に発生します。商品が売れなくてもクリックされれば費用がかかり、発生した成果がすべて確定するとも限りません。

私は女性向け化粧品や健康食品を中心に扱っていました。報酬額が高く、広告費との差額が残る商品を見つけると、その商品や関連キーワードへ広告を出していきました。

記事を公開して検索順位が上がるのを待つブログより、広告を出した日から反応を確認できます。使った広告費と発生した報酬が数字で見えることも、私には分かりやすく感じられました。

成果が出ると、私は利益より報酬額を見るようになった

利益が出るようになるまでは、広告費と報酬の差を気にしていました。ところが成果が増えると、「今月はいくら報酬が出たか」という大きな数字へ意識が向くようになりました。

広告費20万〜30万円は、私にとって決して小さな金額ではありません。それでも報酬約80万円という数字が見えると、広告費を使う怖さは薄れていきます。

今振り返ると、私は次の月も同じように売れる前提で考えていました。

  • どの商品に広告費を使っているのか
  • 商品ごとにいくら利益が残っているのか
  • 広告費が増えた理由は何か
  • 成果が落ちた広告をいつ止めるのか

こうした確認より、成果が出た方法を増やすことが優先になりました。成功したことで作業や収支管理が雑になり、変化へ対応する余裕も失っていきました。

失敗の始まりは赤字になった月ではなく、利益が出ているから大丈夫だと思い始めた時期だったのかもしれません。

広告規約が変わると、昨日までの勝ち方が使えなくなった

PPCアフィリエイトの利益は、私の作業だけで成り立っていたわけではありません。

Yahoo!広告へ出稿できること、広告費に見合うクリックが集まること、紹介できる商品があること。この条件がそろって初めて利益が残ります。

その後、広告規約が厳しくなり、アフィリエイトサイトの広告出稿は難しくなっていきました。健康食品や化粧品も、広告で使える表現や掲載条件の影響を受けます。参入する人が増えれば、同じ商品やキーワードを狙う競争も強くなります。

PPCアフィリエイトで広告規約、競合増加、広告費上昇によって利益が残りにくくなった流れ
自分のページを変えていなくても、外部のルールと競争が変われば収支は崩れます。

広告を出せる商品が減り、同じ売上を得るための広告費が上がると、以前は利益が出ていた組み合わせでも採算が合わなくなります。

私は会社の給料だけに依存することが不安で副業を始めました。しかしPPCで成果が出た後は、Yahoo!広告という一つの媒体に収入を強く依存していました。

現在のYahoo!広告にも、リンク先サイトと表示URLの整合性などを含む広告掲載基準があります。これから取り組む場合、2010年ごろの私の方法を再現するのではなく、広告媒体、ASP、広告主それぞれの現行ルールを確認するところから始まります。

うまくいった方法をツール化しようとして、別の失敗もした

PPCに取り組んでいた頃、私はキーワードを絞り込む機能をツールにできないかと考えました。

自分が使うだけでなく、同じようにPPCへ取り組む人へ商品として販売する構想です。そこで、システムエンジニアへ開発を依頼しました。

しかし、開発は思うように進みませんでした。途中でエンジニアと連絡が取れなくなり、商品化には至りませんでした。

PPCの絞り込みワード機能をシステムエンジニアへ依頼したものの、商品化できず未完成で終わった経験
広告媒体への依存を減らそうとした先で、今度は開発を一人の外部パートナーへ預けていました。

PPCでは広告媒体のルールに依存し、ツール開発では一人のエンジニアに進行を依存する。形は違っても、自分で状況を把握できていない点は同じでした。

当時の私は、PPCで成果を出した経験があれば、そのやり方を商品へ広げられると考えていました。しかし、自分で作れないシステムを商品にするには、仕様、進捗、完成条件、引き継ぎ方法まで管理する必要があります。

広告運用で利益を出す力と、システム開発を完成させて商品として届ける力は別でした。

当時の収支表に、今なら「止まる条件」を加える

もし今の自分が当時のPPCを管理するなら、報酬、広告費、利益だけではなく、「何が変わるとこの利益が止まるか」も同じ画面で確認します。

見る数字・条件当時見ていたこと今なら追加する判断
確定報酬月にいくら確定したか特定の商品へ偏りすぎていないか
広告費月にいくら使ったか商品・キーワードごとに止める金額を決める
利益報酬から広告費を引いていくら残ったか一時的な好調を通常の利益だと思わない
広告掲載出稿できているか掲載停止時に残る読者接点があるか
運営体制自分が作業できるか外部へ任せた仕事の進捗と引き継ぎを把握できるか

この中で、当時の私が最も見ていなかったのは「掲載停止時に何が残るか」です。広告を止めればアクセスも止まり、規約が変われば以前の方法を使えなくなります。

月50万〜60万円の利益は大きな成果でしたが、その利益を生む仕組みを自分が所有していたわけではありませんでした。

PPCの経験が、43記事で収益0円だったブログにもつながっている

PPCでは、広告費を払い、購入に近い検索をする人を集め、商品が売れると報酬が発生します。誰のどんな行動が収益につながるのかが、比較的はっきりしています。

ところが、後に取り組んだアドセンスブログでは、4か月で43記事を書いても収益0円でした。私は記事数を増やすことへ意識が向き、どこで収益が生まれるのかを理解しないまま作業していました。

PPCで利益が出た経験があっても、収益方法が変われば同じ考え方はそのまま使えません。ただし、「最初にキャッシュポイントを確認する」という基本は共通していました。

43記事を書いたときの失敗は、40代の副業ブログで収益0円だった実体験にまとめています。

会社、広告媒体、検索順位と依存先が変わっていった経緯は、会社依存を減らすため副業を始めた私が、広告と検索にも依存していた話でも詳しくお伝えしています。

まとめ:利益が出た方法ほど、止まる条件を考える

私のPPCアフィリエイトでは、確定報酬が約80万円、広告費が20万〜30万円、利益が50万〜60万円ほど残る月もありました。

それでも、広告規約の変化、競争の増加、自分の管理不足によって同じ方法を続けられなくなりました。さらに、絞り込みワード機能を商品化しようとした計画も、開発を依頼したエンジニアと連絡が取れなくなり、未完成で終わりました。

利益が出ている間は、「もっと増やす方法」を考えたくなります。しかし、本当に先に考えるべきだったのは、広告が出せなくなったとき、商品が終了したとき、自分以外の人が動けなくなったときに何が残るかでした。

PPCで稼げなかったのではありません。稼げた方法を、変化しても続けられる仕組みにできなかった。これが、私がPPCアフィリエイトから撤退した経験を今振り返って出した答えです。

PPCアフィリエイトで利益50万〜60万円。それでも続かなかった

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